いつになったら行ける?

Philstarのウェブ版によると、先日デュテルテ大統領がCovit 19感染に対する緊急事態宣言を2021年9月21日まで延長すると発表した。

この宣言の目的は、「政府と地方自治体がCovit 19の感染拡大を抑制し、基本的な必需品や主要商品の価格を監視・管理すること。被災者に対して迅速に基本的なサービスを提供すること。そのための資金を継続的に活用すること」らしい。

すでに3月に緊急事態宣言は出ているが、感染者の増加は続いている。これはフィリピンに限ったことではなく一部の国をのぞいて世界中の国で起こっていることだ。

違う点はフィリピンの非常事態宣言によるロックダウンは他の国に比べ厳しい内容となっていること。今でも原則20歳未満と60歳以上は外出が制限されている。

そんな状況だから外国人がフィリピンに入国するのは基本的に困難。ただし私のように配偶者がフィリピン人の場合ビザを取れば入国は可能。とはいっても60歳以上なので入国しても自由にあちこち行けるわけではない。まして一般の観光客の入国は当分無理そうだ。

今回のデュテルテ大統領の緊急事態宣言延長の目的は、政府が国民に対して最大限の対応をするというものなので、来年の9月21日まで外国人の入国を認めないというわけではないと思う。

フィリピン観光省の発表では2019年にフィリピンを訪れた観光客は826万人で、当初の目標820万人を超えている。国別では1位が韓国で続いて中国、アメリカ、日本、台湾の順で、日本人は68万2788人で前年より8パーセント増えている。

こうした観光客がフィリピン国内で消費する金額は結構な額だったはずだ。セブは人気の観光地で観光客向けのホテルやレストラン、商業施設が数多くあり大きな打撃を受けているのは間違いない。

民間の調査ではすでに失業率は50%にのぼっている。プロバンスと呼ばれる地方ならなんとか自給自足も可能かもしれないが、都市で生活して働いている人、特に中間層への打撃は大きいらしい。親族のだれかが海外で働いていて仕送りがあればなんとかなっていると思うが。

そんな状況なので、いつまでも観光客を受け入れないというわけにもいかないと思うし、個人的にもセブに行って子供たちに会いたいので、一日も早く自由に行くことができる日が来るのを待ちわびている。

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