え~!いまどき?

産経ニュースを見ていたら、携帯カセットプレイヤーが発売されたというニュースが目に飛び込んできた。屋外や電車の中で音楽を再生する機器はスマホが主流だ。なのに今更カセットプレイヤーを売り出して誰が買うのだろうと不思議に思った。

記事によると、カセットテープでしかリリースされない新譜もあるらしい。
カセットテープで音楽ソフトを聴くのが海外でも流行っているのだそうだ。そういえば数年前からレコードが復活しているというニュースもあったのを思い出した。

なんて私が初めてカセットテープレコーダーを買ってもらったのは50年以上前、中学生のころだった。表向きは英語の勉強をするという理由だったが、じっさいにはレコードやラジオの音楽番組を録音して聴いていた。

大学生になると、カセットデッキを買ってエアチェック(主にFM放送で好きな音楽を録音)していた。カセットデッキの性能もさることながら、カセットテープはTDKとマクセルのどっちがいいかなど、友人とよく話をしていた。そういえばメタルカセットテープなんてものもあったなぁ。

カセットを外に持ち出して聴くようになったのは、社会人になってソニーがウォークマンを発売してからだ。ニホンザルがウォークマンをじっと聴いているというCMも衝撃的で懐かしい。

そんな一時代を飾ったカセットテープが、デジタル機器が席巻する今の時代に復活するのは意外だが、うれしくもあるし、今の若ものにとっては単なるレトロ趣味だとすれば哀しくもある。

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