マイナンバーカードの普及率は2022年5月1日現在44.0%(総務省)だ。
全国の市町村別のトップ5は順に、1位新潟県粟島浦村 84.3% 2位大分県姫島村 81.1% 3位宮崎県都城市 78.6% 4位兵庫県養父市 5位 石川県加賀市 73.5%。
都道府県では宮崎県がトップで57.1%、最下位は沖縄県の31.3%となっている。
ちなみに茨城県は41.9%、龍ケ崎市は42.3%と平均よりも若干低い。
政府はマイナポイントの付与(第一弾は5000円分のポイント、第2弾は健康保険証として申込で7500円分のポイント、公金受取口座登録でさらに7500円分のポイント)をするなど普及促進をしている。それでも2022年度末(2023年3月末)までにほぼ全国民に行き渡らせるという目標には到達しそうもない。
普及が進まない理由はマイナポイント以外のメリットがあまりないからだろう。
身分証明書としては運転免許証があれば不自由はしない。
私がこれまでに持っていてよかったと思ったのは、コンビニで住民票を交付したら300円が200円と100円安くなったくらいだ。
ことし秋にはスマートフォンにマイナバーカード機能を搭載できるようになるので、少しは利便性が増すかも。
来年度末に自動車免許証とマイナンバーカードが一体になると一挙に普及するのだろう。
ところでマイナンバーカードと健康保険証を紐づけるとマイナンバーカードが保険証として利用できるようになっているが、医療機関で利用できるところは2割程度だという。
問題はマイナンバーカードを保険証として利用すると診療費が高くなることだ。
今年4月から診療報酬が改定されて、健康保険証としてマイナンバーカードをつかうと初診料としてが7点加算される。1点当たり10円なので70円となって、3割負担をする私たちは21円余計に診療費を払うことになっている。つまり知らないうちに診療費が値上げされているのだ。
病院で診療費を支払うときにいちいち確認しないで支払いをしているが、知らないうちに値上げされているのは気分がよくない。
私のように考える人も多いのか、今日の産経新聞によると政府はこの加算制度の廃止を含んだ見直しを考えているようだ。
それはともかく、第二弾のマイナポイント獲得のために来月になったら健康保険証と口座の登録をしよう。