ちょっと なめてました

5月2日。妻の要望もあって筑波山に行くことになった。

筑波山は日本百名山の一つだが、標高は877メートルしかないので気軽に登れる山としても有名だ。
奈良時代に書かれた「風土記」には、春の花の季節と紅葉の季節には関東地方の男女は飲食物をもって歌垣をしに登っていたというから、遊山にも適した山として古くから親しまれてきたのが筑波山だ。

だからちょっとしたハイキングという軽い気持ちで出かけた。

我が家から筑波山登山口までは取手で関東鉄道常総線に乗り替え守谷まで。守谷駅でつくばエクスプレスと筑波山までのバスの往復割引「筑波山あるキップ」(二人で4,500円)を購入。

つくば駅バス乗り場から筑波山神社入り口まで約40分。
筑波山神社でお参りをして御幸ヶ原コースの登山道を登り始める。


11時に登り始め筑波山の男体山と女体山との鞍部(御幸ヶ原)に到着したのが13時。2時間かかった。標準的な所要時間が90分だから、30分余計にかかったことになる。
距離にすると2㎞だが標高差は610メートル。平均勾配は30.5%なので結構きつい。一般の階段の段差は20㎝だから3,050段あることになる。
登山道は整備されているが、前日は雨だったから少し滑りやすいところもあった。
もう一度登れと言われたら「ちょっと遠慮します」と応えるだろう。

この登山コースの横をほぼ平行に走る筑波山ケーブルカーだとわずか8分で御幸ヶ原の筑波山頂駅に着くそうだ。

御幸ヶ原で持参したおにぎりを食べ、筑波山からの眺望を楽しみ写真やビデオをとって女体山へ向かう。
帰りはロープーウェイでつつじヶ丘まで降り、バスでつくば駅まで戻った。

少しきつかったが、なんといっても筑波山はイザナミとイザナギを祀る夫婦和合の山だから、夫婦で登るのにこれほど相応しい山はない。良い思い出が出来た。

妻は富士山にも登りたいようだ。私は留守番することにしようと思う。

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