例年よりもずっと早く6月26日に梅雨が明け、連日猛暑が続いた。
いつもなら蝉が鳴き始めると梅雨明けが近いと判断していたのだが、今年はまだ鳴き声を聞いていない。
なんでも地中の蝉の幼虫が羽化するためには、気温の上昇だけでなくまとまった雨が必要らしい。
今年の関東地方は梅雨が短かっただけでなく雨も少なかった。だから地上にでてくる準備ができていない蝉が多いということだ。
日本の夏を象徴する音はなんといっても蝉の声だ。代表選手はミンミンゼミだ。ほかにもワシワシと大きな声で鳴くクマゼミや、ジリジリジリと鳴くアブラゼミだ。
こうした蝉の鳴き声を聞くと、どっと汗が噴き出してきそうで、アイスクリームやかき氷が欲しくなる。
屋外で聞く蝉の声は結構大きい。以前アブラゼミが部屋に飛び込んできたことがあったが、その声の大きさったらなかった。大声で会話しても相手の声が聞き取れないほどの大音量で鳴く。
同じ蝉でも夏の終わりの夕方に鳴くヒグラシの声を聞くと、なんとなく寂しい気持ちになる。
それでも近くで聞くとかなり大きな声らしい。
台風4号が日本列島に近づいてきていて、関東地方も今日から雨模様だ。台風が通り過ぎれば蝉の声が聞こえてきそうだ。