ふるさと納税でお節が届いた

昨日ふるさと納税の返礼品のお節が届いた。

妻がお節の値段を聞くので、私が2000円と答えると「本当ですか? なぜそんなに安い?」という。

そこで「ふるさと納税」の説明をしようとしたが、私の英語力ではすぐに答えられなかったので「ブログに書くから読んでね」と伝えた。

それで外国人にもわかるように「ふるさと納税」について書いてみる。

一般の日本人に関係する主な税金
1.所得税 給料などの収入応じて国に支払う税金
2.住民税 住んでいる地方自治体(市町村や県)に支払う税金
3.消費税 物やサービスの購入の際に支払う税金

1の所得税と2の住民税は直接国や市町村に支払うもので、会社に勤めていれば会社が給料から控除して会社が国や市町村に払う。
2の消費税は購入する都度、購入先に支払い購入先が国に支払う。

ふるさと納税の概要
生まれ育ったふるさとを離れて働くために都市に転居した人などが、お世話になったふるさとに恩返しをするために寄付する制度。
お世話になったふるさとだけでなく、応援したい地方自治体にも寄付できる。
受け取ったの寄付金は地方自治体の収入になる。特に人口が減って住民税などの収入が減っている自治体などを助けることになる。


返礼品
寄付を受けた自治体は、寄付をしてくれた人にお返しの品物を送る。返礼品はその地方の特産品などが多い。
その地方の特産品の返礼品なら地域振興にも役立つ。
とこどが寄付金の額によって、あらかじめ返礼品を決めて公表しているので、返礼品目当てに寄付することが常態化している。

ふるさと納税した人のメリット
返礼品をもらえるだけでなく、寄付した金額から2,000円を差し引いた金額(例えば50,000円の寄付をした場合48,000円)を対象に所得税の還付や住民税の控除が受けられる。
なので実質2,000円の負担で返礼品をもらえるというわけ。

妻にお節の値段を聞かれたときに「2,000円」と答えたのはそういうわけだ。

こうしたふるさと納税が行き過ぎると、寄付した金額のうち返礼品の割合が高くなって本来の「ふるさと納税」の趣旨から逸脱してしまう例が見られることがある。例えば特産品ではなくAmazonのギフト券を返礼品にするなど。

今回私が寄付したのは福岡県の粕屋町。福岡空港に隣接する町で親戚も住んでいるなど縁のある町でもある。
お節は日本の正月には欠かせないものだし、いつもはデパートなどの通販で購入していたが結構な値段がする。今年は「ふるさと納税」のおかげでお得にお節をいただくことになりました。

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