まだまだ働くシニアたち

今年の敬老の日は9月18日。謎のハッピーマンデー制ができて、以前は9月15日だった敬老の日は毎年9月の第3月曜日になった。

社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う日で、おじいさん、おばあさんに感謝し、長寿を祝う日という趣旨の国民の祝日が敬老の日だ。

日本では65歳以上を前期高齢者とよび、お年寄りの仲間とされている。実際その年齢くらいの年齢になると孫がいることも多いから、「おじいさん」「おばあさん」と呼ばれているのだろう。
ただ、孫から「おじいさん7」「おばあさん」といわれても社会から高齢者扱いされるのは「嫌だ」という人が多いのではないだろうか。

私たちの祖父や祖母の時代なら60歳の還暦を過ぎた人は見た目も「おじいさん」「おばあさん」で、本人たちにも老人という自覚があったような気がする。
ところが今の60歳はそれに比べるとはるかに若々しい人が多い。
私も前期高齢者だが、自分で年寄りと思ったことはない。老人というのは後期高齢者となる75歳以上の人と思っている。

実際内閣府の高齢者白書には、65歳~69歳男性の60%が現役で働いており、70歳~74歳の年齢の人も40%が働いてると書かれている。


働かないと生活できないという高齢者も少なくないと思うが、私の周りで働いている人は「生活に余裕をもたせるため」「社会とのつながりのため」という理由が多い。

私が今も働いているのは、現役時代の生活水準を維持しながら老後の資金を少しでも増やすのが目的だ。
年金だけで生活はできても趣味などに回す予算は絞らざるをえないが、働いているのである程度自由にお金を使うことができる。

老後の資金を増やすのも大切だが、いま生きている時間を楽しむのも同じように大切だ。
そのためにも、働けるうちは働こうと考えている。



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