妻の永住許可申請を4月初めに提出したが4カ月たっても何の音沙汰もない。
出入国在留管理庁のホームページにはおおむね4カ月前後で審査が終わるように書かれているが、行政書士のブログなどを見てみると実際には半年から1年くらいかかっているようだ。
妻の在留許可期限が9月19日なので8月7日にWEBで期間更新申請をした。
在留期限満了まで40日以上あるので十分間に合うと思っていたが、ネットで調べるとまだ「審査中」との表示。このままだと期限までに間に合わない。
更新申請をしていれば2か月間は特例期間として在留期間が延長されるので不法滞在とはならない。
とはいっても気持ちのいいものではない。
申請から許可までの期間がどうしてこんなに時間がかかるのか。出入国在留管理庁の職員がさぼっているのが原因なのかとも思ったが、日本の公務員は基本的にまじめなので怠けているのではないだろう。
そこで出入国在留管理庁のホームページにある統計資料を覗いてみた。
「在留資格の取得等の受理及び処理人員」という直近のデータ(令和6年6月)を見てびっくりした。
東京管内の在留期間更新申請の受理件数は149,717件。この月の審査済み件数は58,262件となっている。
単純計算すると受理件数を処理するには2カ月半かかることになる。
比較的処理が速いといわれる名古屋、大阪、福岡でも2か月以内となっていて、1か月以内に終わっているところはない。
もっとも新規に申請受理した件数よりも処理した件数の方が多いので、これ以上時間がかかることはないようだ。
とはいっても時間がかかりすぎだ。永住許可申請の処理はもっと深刻で、受理総数47,284件に対し1,856件しか処理できていない。処理が終わるまで25カ月以上かかることになる。しかも新規受理件数は3,791件となっていて毎月2,000件ちかく未処理件数が増えている状態だ。
日本人の人口減にともなって海外から多くの外国人の受け入れを進めている政府だが、出入国在留管理庁の審査体制が追い付いていないのが原因だと思われる。
こんな状態だと妻の永住許可が出るのはいったいいつになるのだろう。ため息が出そうだ。