フィリピンの国民的フードの代表はジョリビーだ。
フィリピンを旅すると、あちこちで笑顔のハチの看板に出迎えられる。全国で約1300店舗あるというから当然といえば当然だ。
フィリピンの子供たちにとって、ジョリビーで食事をするというのは晴れがましい出来事でもある。うちの娘が学校で優等賞をもらったときのリクエストが、ジョリビーでの食事だったのはブログにも書いた。
フィリピン国内だけでなく、積極的な国際展開に乗り出し、米国、カナダ、香港、マカオ、ブルネイ、ベトナム、シンガポール、マレーシア、サウジアラビア、アラブ首長国連邦、カタール、オマーン、クウェート、バーレーン、イタリア、スペイン、英国で270以上の海外店舗を展開している。店舗数も270を超えているそうだ。
そのジョリビーが、8月18日ファーストフードの本家本元アメリカニューヨーク・タイムズスクエアに旗艦店をオープンした。アメリカ国内では65店舗目にあたるそうだ。
このニュースの直前には、アメリカの食品ウェブサイト「Eater」が最もおいしい骨付きフライドチキンはジョリビーという報道があったばかりだ。アメリカ進出から10年での快挙となり、アメリカ人にも受けいられていることは喜びに堪えない。とは言ったものの、私自身はお土産に買っていったことはあるが、自分では食べた記憶がない。
残念ながら日本にはジョリビーは進出していない。理由はわからないが、日本にはフィリピン人も28万人いるので、オープンすれば繁盛すると思う。
ジョリビーのミッションには世界で5本の指に入るレストランを目指すとあるので、そう遠くない未来に日本でもあちこちに「笑顔のハチ」の看板が立つようになるかもしれない。