スマート・レクチャーに期待

フィリピンの生徒が数学の成績が悪い原因としてあげられるのが英語力の不足だ。
そこでフィリピン語で数学の授業ができるようにしようという動きがある。

この動きを後押しするプロジェクトがスタートしたそうだ。
JICAとフィリピン教育省、そして日本の教育出版社の啓林館が提携し、ビサヤ語の数学のデジタルペーパー教科書を導入することになった。

JICAの首席代表の坂本氏は、「教材の改善は、学校での数学、科学、読解などの教科の教え方を向上させる上で非常に重要で、JICAは今回のデジタルペーパー教科書によって、フィリピンの人の国際競争力を高め、若者の未来を明るくする重要なスキルを身に着けることができる」と述べている。

スマート・レクチャーとよばれる教材は、紙の教科書と連動した解説動画を何度もみることで理解力を深めることを目的としたもので、なんといってもビサヤ語で学習できることがおおきなメリットだと思う。
フィリピンのインターネット環境でも利用しやすいように、動画データも小さくしていて、パソコン、タブレット、スマートフォンで利用できるので、場所を選ばずに学習可能だ。

すでにカガヤンデオロで導入したところ、数学の成績が大幅に向上し、95%の教師が活用に前向きという結果がでているそうだ。

新学期から我が家の10歳になる息子には家庭教師をつけることにしたが、中学生になったらぜひこのスマートレクチャーを受けさせたい。

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