バレンタインデーのこと

2月14日はバレンタインデーだった。

日本では女性から意中の男性へチョコレートを贈る日だ。
意中の男性だけでなく、職場や学校や夜の店などでチョコレートがバラまかれる。いわゆる義理チョコだ。
今年は日曜に重なったので、チョコレートの売り上げもいつもの年より減っていると思う。

もともとヨーロッパやアメリカのキリスト教徒のためのバレンタインデーだが、クリスマスと同じで日本でも年中行事の一つとして根付いている。

チョコレートを贈るのは日本だけで、菓子業界が火付け役といわれている。

発祥のヨーロッパなどでは男性が女性にカードや花を贈るらしい。

フィリピンもバレンタインデーは女性がプレゼントを贈られる側だ。

というわけで、我が家はフィリピンスタイルで妻にチョコレート(これは日本風)と花をプレゼントした。

昨年のバレンタインデーはちょうど仕事で福岡に出張していたので「花キューピッド」で注文し届けてもらった。今回も「花キューピッド」で宅配してもらった。
チョコレートは事前にアトレ品川のゴディバで購入した。

妻はプレゼントを贈るといつも「いくらでしたか?」と訊いてくる。なぜかな。
私は「値段じゃなくて、気持ちだからね」といつものように応える。

ただし今回はチョコレートの値段だけ伝える。それは特別な日のチョコレートだから。
ところでなぜゴディバのチョコレートが高いのか検索していて面白いことがわかった。

これは2018年にゴディバが新聞に掲載した広告だ。
いきなり「日本は、義理チョコをやめよう。」というキャッチコピー。
日本のバレンタインデーは職場の女性が職場の男性にチョコレートを贈るのが習慣化しているが、これが女性にとって重荷になっている。
本来の「気持ちを伝える歓び」を大切にしたバレンタインデーのギフトにしてほしいというメッセージが書かれている。

この広告のことは今まで知らなかったが、なかなか良い広告だ。

もちろん妻へのバレンタインデーのプレゼントは義理ではありません。念のため。

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