パスポート申請一部電子化

4月20日の参議院本会議で「旅券法を一部改正する法案」が全会一致で可決された。

この法案が可決されたことで、パスポート申請の電子化が実施されることになった。
申請の電子化は段階的に行われる予定で、まず更新手続きの申請がパソコンやスマートフォンからできるようになる。
電子申請に必要なのは、①有効期限内のパスポート ②マイナンバーカード ③写真の3点だ。

これまでは申請と受取りは窓口(日本国内は原則住民登録のある市町村、海外は領事館)に出向かなければならなかった。

今回の改正は、特に海外に居住している人にとっては朗報だ。
住んでいる地域に領事館があればいいが、遠方の場合交通費をかけて申請と交付の2回行かなければならなかったのが1回で済む。

今回は更新申請に限られるが、戸籍情報の電子化がすすめば新規のパスポート申請も電子化されるようだ。

また申請に必要な費用もクレジット決済できるようになる。


その他新型コロナでロックダウンされた地域もあることから、海外で申請したパスポートの受取りが期間内(発行日から6か月以内)にできなかった場合でも効力を失わせないこと。
申請者が大災害などにあった場合、申請費の減額や免除を外務大臣が決めることができること。
パスポートの査証欄に余白がなくった場合、これまでは増補していたが今後は有効期限を同じくした同じ種類のパスポートを新たに発行すること、などが盛り込まれている。

今回の改正は、海外移住者やその予備軍にとって大いに歓迎できるものだ。

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