ライスワークとライフワーク

先日Youtubeを見ていると面白い話をしていた。

それは学生から将来どんな仕事についたら良いかと訊かれたとき、その人がどのように答えてきたかという内容だった。

結論は「あなたが尊敬している人の職業に就きなさい」だ。

よほどの資産家で何もしないで生きていける人を除くと、ほとんどの人が何らかの仕事をしている。
尊敬するというのはその人の人格的なものが大きいと思うが、その人がしている仕事と密接に関係しているからというのが理由だと思う。

一般的に仕事を選ぶ際に考えるのは、収入が安定していそうだとか有名な会社だからという理由で選ぶという人が多いのではないだろうか。
本当に自分がしたい仕事を選ぶ人もいると思うが、社会に出る前に本当の自分に合う仕事かどうか判断するのは難しいように思う。

生きていくためにはお金が必要なので、安定して給料がでる会社員や公務員を選ぶのはある意味当然だと思う。
会社員にしても公務員にしても実際に組織の中でどんな仕事が割り振られるのかはわからない。
その仕事が好きとか嫌いとは別な話だ。
自分に合っていれば楽しく仕事をすることが出来るし、職場で尊敬できる人や同僚がいればよい職業人生を送ることも出来る。
逆に自分に合っていない業務なら、いやいや仕事をすることになって業績も上がらないだろうし、会社に行くことが苦痛になる場合もある。

私の40年以上の会社員生活を振り返ってみると幸せな会社員生活を送れたと思うが、自分に合わない仕事をしているときは会社に行くことが苦痛だった。

それでも会社に行くのは、生きていくのにお金が必要だからだ。食べるためにはしかたがないと自分に言い聞かせて会社に通っている人も決して少なくないと思う。

ライスワークというのは、自分の好き嫌いの感情を時には無視してでも生きる糧を得るための仕事のことを言う。

一方ライフワークは自ら選び生涯にわたって続けていく天職ともいえる仕事のこと。

ライスワークとライフワークが重なっていけばいくほど、職業人生は充実するのだと思う。

11月からは年金が全額支給が始まるので、生きるための収入は確保される。
とはいっても、セブ島移住の住宅建設費や車の購入などの資金が必要なので、もうしばらくは仕事をすることになる。
同時に移住後もできる仕事も見つけようと日々考えている。
それは人に喜んでもらえ、残る人生を有意義に過ごせる仕事。つまり自分にとってのライフワークのことだ。

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