フィリピンでも新型コロナの感染は急激に増えていて、都市部では夜間外出規制が続いている。
これまでワクチン接種をためらっていた人も最近は率先してワクチンを打つようになってきているようだ。
新型コロナワクチンは12歳以下の子供は安全性の問題もあり対象外になっている。
そんな中、子供たちにワクチンを打つので送金の依頼があった。
発熱用のフルワクチンらしいが詳細は分からなかったが、急遽セブ市から医師が来てワクチンを打ってくれるようになったという。
月曜に送金して翌日の火曜日に子供たちは無事ワクチン接種をした。
さっそくファイスブックにその時の写真がアップされた。それが上の写真だ。
なんともフィリピンらしい写真で、ドクターもにこやかに写真に納まっている。
子供たちも元気そうだが、注射を打つ前にうちの下の子は泣いてしまったらしい。
発熱用のフルワクチンの接種と聞いていたので、さっそくパッケージに書いてある薬を検索してみた。
すぐにワクチンの種類がわかった。便利な世の中になったものだ。
今回打ったワクチンはインフルエンザ用のもので、4価つまり4つの種類のインフルエンザに対応したワクチンだ。A型2種プラスB型2種というのが標準的なワクチンらしい。
日本でもインフルエンザワクチンの接種をしているが、ほとんどはその年に流行りそうなタイプのワクチンだと思う。
それに対して4つの種類のワクチンなら安心ではある。
日本でのインフルエンザの流行期は秋から冬にかけてなので、熱帯のフィリピンではインフルエンザなんてないと思っていた。
フィリピンを含む熱帯・亜熱帯では年間を通じでインフルエンザ感染は起こっている。
特に5月と9月にピークがあるが、5月はA型インフルエンザ、9月はB型インフルエンザが流行している。
フィリピンのインフルエンザの疾患率は10万あたり475人と高い。
死亡原因のうち肺炎は癌についで4位となっているので予防は大切だ。
ちなみに一人当たりのワクチン接種料金は日本とほぼ同じ金額だった。
ただし日本では12歳以下の子供の場合2回接種するらしいのでフィリピンは日本の半額になる。
フィリピンにはほかにもデング熱など子供もかかる伝染病がある。
ちなみに妻に訊いたらデング熱にはかかったことがないらしい。
とにかく子供たちは元気で健やかに育ってほしい。