「変わる」じゃなくて「上がる」だよね

龍ケ崎市の広報誌が届いたので見ていると、介護保険料が4月から変わりますという記事があった。内容は65歳以上が支払う介護保険料が変更になるというもの。
計算するとこれまでよりも11.3%も上がっている。

4月から年金の支給金額が2.7%上がるので手取りが少し増えるとちょっと喜んだのだが、介護保険料の上り幅は4倍以上だ。

介護保険料の見直しは3年に一度で各市町村で介護給付額を予測し、その給付額から逆算して決定する。
だから市町村ごとに負担額は違う。
龍ケ崎市の基準となる第5段階の保険料は68,500円だが隣の取手市は60,000円。龍ケ崎市よりも8,500円も安い。

大阪市は14.3%もの値上げだそうだ。第5段階の保険料はなんと110,988円と龍ケ崎市より42,488円も高い。わがふるさと福岡市は82,784円となっているから龍ケ崎市はまだ安い方だ。
大都市ほど介護する人の賃金や介護施設の維持コストがかかるので保険料も高くなるのだろう。

私の介護保険料は今年から月額8,558円となるが、高齢者人口は増えるし物の値段も上がっているから今後も保険料が高くなるのは確実だ。
介護保険料の値上げは可処分所得が減ることを意味する。さらに子育て支援で健康保険料の値上げも取りざたされている。
GDPの53%を占める個人消費。その原資となる処分所得の減少は消費を冷やすことになりはしないか。
日本の景気がよくなることは当分ないと思う。

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