今朝のドル円相場で1ドルが122円34銭と円安が続いている。
先月は115円だったから7円、率にして6%近く円の価値が下がったことになる。
フィリピンペソも1ペソが2.34円となっていて、こちらもやはり6%程度円が下落している。
フィリピンではインフレも進行しているので、年金を原資にしている移住者の生活も苦しくなってきていると思う。
我が家は、子供たちの面倒を見てくれている妻の姉に毎月フィリピンペソの受け取りが定額になるように仕送りをしている。だから円が弱くなると円の送金額が増える。
いまセブ島に家を建てているが、資材費の高騰だけでなく円安の影響もあり、これまでより10%以上のコストアップになるので頭が痛い。
燃料や食料といった生活に欠かせないものの多くを海外から輸入する日本。円安によってコストが上がり物の値段もじわじわと上がっている。
一方で収入は増えないから生は苦しくなっていく。スタグフレーションがすでに始まっている。
日本銀行の黒田総裁は日本経済が停滞していることもあり、円安について静観しているし、日本政府も何の手も打つ気配がない。
当分円が安くなっていくのを止めることはできないようだ。
そうなると生活防衛のために、不要なものは買わず、できるだけ全世界投資の投資信託やドルを買うのが賢いお金の使い方かもしれない。