地震に弱いJR線

10月7日午後10時41分、久しぶりに関東地方で大きな地震があった。

普段なら眠っている時間なのだが、妻がiphon13 Proを購入するのでAppleのホームページで購入や支払いのアプリの導入をしていた。
緊急地震速報の直前に揺れ始めた。縦揺れはほとんど感じなかったがだんだん揺れが大きくなった。
幸い何も落下せず収まった。
体感的には震度3くらい、すぐにNHKテレビで確認したら震源は千葉県北西部でマグニチュードは6。震源の深さが80キロだったので大した地震ではないと思いすぐに寝た。

ところが夜中の1時半過ぎに電車が走る音がした。
下りの終電は0時半なのでこの時間に走るのはおかしいと思って調べると、地震の影響で首都圏の電車は運転を取りやめていた。
一部の私鉄や地下鉄の運転再開は早かったが、JRは長時間にわたってストップした。
深夜の地震だったからまだ影響は少なかったが、仮に夕方だったら大変だったに違いない。

常磐線は結局翌朝6時以降にようやく運転再開したが、終日ダイヤ乱れが続いた。
高架区間が多い京葉線や武蔵野線の運転再開はもっと後になった。

地震の翌日は妻の携帯電話の解約のため柏のソフトバンクの店舗に行く予定だったので、少し早めに家を出たが電車がなかなか来ず、結局駅で45分くらい待つ羽目になった。

東日本大震災の際も電車がストップし、勤務していた神田の組合本部から当時住んでいた我孫子市の自宅まで10時間以上歩いて帰ったことを思い出した。
本来は大きな地震のあと歩いて帰宅するのは良くないらしいが、母親が介護状態で心配だったので徒歩で帰る決心をした。
都内は大きな被害が出ていなかったので、途中で電車が動き始めるかもしれないと期待していたが結局当日は全面運休だった。

翌日から常磐線の快速電車は運転を再開した。だから当時はそれほど影響を受けなかったが、あとで調べると常磐線の取手から土浦間は3月18日になってようやく運転を開始している。一週間にわたって止まっていたことになる。

その時に比べるとまだましだが、地震に弱い鉄道であることに変わりはないようだ。

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