外出制限が1年に

厳しい外出制限をしているフィリピンだが、ついに制限開始から昨日で1年を迎えた。
経済が危機的状況になっていることもあり、制限緩和という観測もあったが3月中の制限解除はなくなった。
ここにきて大統領の報道官ロケ氏の感染が発表され、一日当たりの感染者数も3000人を超え、しかも変異したコロナウィルスも確認されるなど制限解除をする段階でないと判断されたようだ。

こういう状況なので外国人の入国は原則できない。特例はフィリピン人の配偶者と子供であれば人道上の理由から入国できないことはない。ただしたとえ入国できたとしても2週間は隔離されるし、私のように60歳を超えていると外出できない。

子供たちの学校も再開される見通しがたっていない。
さすがに1年間も学校にいかないと後々の影響は大きい。

今にして思えば妻との結婚が1年ずれていたら大変だったと思う。
3月8日に結婚式を挙げ、シンガポールでの新婚旅行からセブ島に戻ったのが3月13日だった。
なんとか日本に戻ってこれたとしても、ロックダウンが始まり日本に呼び寄せる手続きは遅れに遅れたに違いない。

上の子供の出生届や購入した土地のこともあり、制限が解除され入国できるようになったら一刻も早くセブ島に行きたいが、この分では当分行けそうもない。困ったものだ。

個人的には以前書いたように新型コロナウィルスはそれほど恐れるウィルスではないと思う。
年間の死亡者数からみるとインフルエンザよりも少し悪性が強いというレベルだ。
もちろんアメリカ合衆国やイギリスのように人口の0.16%~0.19%もの人が亡くなっていれば深刻度は高い。
日本の人口に当てはめると20万~24万人の死者がでていることになる。
日本の死亡率は0.007%、10万に7人という割合。フィリピンは0.01%、1万人に一人。
だから本来ならフィリピンもそれほど厳しい外出禁止はしなくてもよいと思う。もっとも賑やか好きなフィリピン人なので感染者が一挙に増えるかもしれないし、医療体制に問題を抱えているのでほどほどの規制は必要かもしれない。

そんなことを書いた後でさらに入国制限が厳しくなった。
3月18日から4月18日まで一日当たりの入国者を1500人とした。外国人だけでなく一般のフィリピン人の入国も停止されるそうだ。認められるのはOFWという海外出稼ぎの人だけになるらしい。

さらにフィリピンが遠くなった。

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