忘れたころにやってくる

昨夜寝ようとしていたらゆっくりと揺れがはじまった。
すぐにスマートフォンから地震警報が鳴りだし、振れがだんだんと大きくなってきた。

横揺れだったので震源は遠い。かなり大きな揺れで、しかも長く(おそらく1分以上)続いたので大きな地震だと直感した。

地震情報はYahooが一番速い。残念だがに気象庁の情報は地震後5分以上たたないと更新されない。

震源は福島県沖だった。震源の深さは60㎞。マグニチュードは7.3で東日本大震災の余震だそうだ。

私の地域は震度4(地震の揺れを体感であらわすもので、震度4は人が驚き、吊り下げられた電灯などが大きく揺れ、不安定なものが倒れたりするくらいの地震)なので中規模の揺れ。棚のものが落ちたりはしなかった。

私のマンションは川のそばで、近くには牛久沼があり地盤が弱い場所に立っている。
11階建てで鉄骨鉄筋コンクリート造り。耐震基準で建てられているので簡単に倒れたりしないが、小さな地震でも船が揺れるようにゆっくりと長く揺れる。
おそらく構造上のものだと思う。

日本は頻繁に地震があるのでそれほど驚かないが、それでも大きな揺れだとドキッとする。

これまでも大きな地震を経験してきた。
初めて大きな地震にあったのは1968年5月16日9時48分に起こった十勝沖地震でマグニチュード7.9。当時11歳で小学校の休憩時間のことだった。当時住んでた北海道恵庭市の震度は5だった。
とにかく怖かった思い出がある。

2005年3月20日10時53分に発生したマグニチュード7の福岡県西方沖地震も印象に残っている。
福岡市はほとんど地震がない地域として知られていて、これほど大きな地震は記録残っていない。
激しい揺れだったが最初は地震とは思わなかった。
当時住んでいた福岡市博多区麦野のマンションのすぐそばに西鉄大牟田線が走っているので、はじめは電車が衝突した衝撃ではないのかと思ったくらいだ。

2011年3月11日14時46分に東北沖から始まった東日本大震災は記憶に新しい。マグニチュード9という最大規模の地震で、津波によって多くの人が亡くなり、その映像は世界中に流れて大きく報道された。
この時は勤務先の東京神田で仕事をしていた。
最初はゆっくりとした揺れが、だんだんと大きくなりしかも長く何度も揺れた。
とんでもない地震だと直感して恐怖を感じた。
震源は東北沖から北関東沖まで南北500㎞。東西200㎞という広い地域でいくつもの地震が連動したものだった。

昨夜の地震もこの地震の余震ということだ。

日本人にとって恐ろしいのは「地震、雷、火事、親父」の順で、新型コロナなんかよりも何千倍も怖いのが地震だ。

東京首都直下地震や南海トラフ巨大地震もそう遠くない時期に起こることが予想されている。
避けることのできない災害なので、備えだけはしておかないといけない。

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