悲しい出来事

12月16日に悲しい出来事が二つ続けざまに起きた。

1つはこの日の早朝、妻のいとこのスイス人のご主人が心臓発作で亡くなったことだ。
とても陽気で気さくな人で、妻がラプラプ市で働いていたときには彼の家に居候していたこともあり、私たちの結婚式の立会人にもなっていただいた。

70歳代後半だったが、とても元気な人だったのでとても残念だ。
セブに行ったら必ず会いたい人だった。

妻のいとこの家族からも頼りにされていたようで、彼が亡くなったことで多くの家族が悲しい思いをしていると思う。

この日の夜、セブ島を襲った超大型の台風ODETTE。
日本では全く報道されていないが、日本の気象庁の発表では最大風速は時速270㎞。日本風にいうと風速75mという猛烈な台風だ。

この台風でセブ島のあるビサヤ地方は大きな被害が発生している。
電気通信が途絶しているため人的被害の状況は明らかになっていない。
そう多くないYouTubeの映像を見るとセブ市内でも多くの家屋が倒壊しており、電柱も軒並み倒れている様子がみてとれる。

妻の実家があり、子供たちが住んでいるトレド市はセブ島の西側で情報が入っていないが、大きな被害が出ていると思う。

ビサヤ地域では大規模な停電が発生しているので通信も途絶している。
フィリピン人の情報伝達はFacebookが主力だが、通信できないので全く連絡がつかない。

Cebu Daily Newsによると、セブ市の電気の供給が通常に戻るのに1カ月程度はかかる見通しらしい。
ただフィリピンのインフラの状況を考えるとセブ島全体に電気が供給されるのは数カ月先になるのではないかと危惧している。

我が家の目下最大の問題は、送金できないことだ。正確にいうと日本から送金はできるが、通信が途絶えている間はフィリピン側で現金を受け取ることが出来ないことだ。

クリスマス目前で、娘の誕生日も来週なのに大変な状況に陥っている。
新型コロナがなければすぐに飛行機で飛んでいくことも可能だが、それもできない。
とにかく今は通信状況が回復するのを待つしかない。

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