損した気分

62歳から特別支給の老齢厚生年金が受けられるのだが、これまでは給与収入が一定水準以上だったので支給停止になっていた。

管理職を外れ11月からは週休3日となり給料が大幅に減ったので支給停止が解除されると思っていた。

ところが解除されるのは標準報酬月額を見直され、日本年金機構がそれを確認してからということになるとのこと。

標準報酬月額は3か月連続して2等級以上賃金が下がった場合に改定されるということは知っていた。いわゆる月額変更できる。同時に60歳以上の場合退職後再雇用される場合、同日得喪という制度で月額変更を待たずに減額後の賃金での等級変更ができる。

私の場合定年退職は60歳の誕生月の末日で、そこでいったん退職となっている。なので今回のように再雇用後の契約変更では同日得喪ができないということらしい。

つまり3か月間はこれまでの社会保険料の負担に加え、本来もらえるはずの特別支給の老齢厚生年金も支給停止のままとなる。三か月間で約20万円弱。私にとってけっして少ない金額ではない。

もともとこの制度は再雇用者の社会保険負担の低減が目的なので適用されてもおかしくないと思う。

ネットで検索すると60歳以上の場合、再雇用後でも契約更新で賃金に大きな変動があったときは任意で同日得喪ができるという記載もある。

そこで日本年金機構に相談してみようと思い相談の予約をいれた。窓口が混んでいるということで、最短でも12月17日午後しか時間が取れなかった。その結果はまたブログに書くことにする。

【追記】

その後ネットで検索した資料や厚生労働省の通達などを用意して会社の人事部長に話したら、同日得喪の処理をしてくれることになった。
もし自分で調べて動かなれば損をするところだった。
このように日本では情報にアクセスしていかないと、知らないことで不利益になることが多いように思う。いわゆる情弱(情報弱者)にならないようにしていくことも大切だが、行政ももっと多くの人が情報に接することができるようにすることと、わかりやすい表現で説明する努力をしてほしい。
今回の件も、通達の文面だけではわからない。いわゆる役所の文章なので行間を読まないと理解できない。それでは困ると思う。

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