新NISA、SBI証券に乗り換え

来年から新NISAがはじまる。
これまでのNISAに比べるとずっと使い勝手の良い制度になった。
一般NISAのばあい、これまでは5年間しか運用できなかったが、これからは運用期間の制限がなくなった。購入金額の上限も600万円から1,800万円と3倍になり、これまで対象外だった株式や債券の購入も可能となった。

NISAは購入した投資信託や株式、債券のキャピタルゲインに課税しない(以前はキャピタルゲインの20%がが税されていた)制度で、個人が投資をすることで将来の金融資産構築に役立つものだ。
たとえば500万円で購入した投資信託が値上がりし600万円で売却した場合、100万円の20%、20万円が税金で持っていかれ手元には580万円しか残らなかったが、NISA口座を使えばまるまる600万円が手に入る。

もっとも投資信託にしても株や債券にしても、購入した時点よりも値下がりするリスクもある。ただしインデックス投資などは長期で運用すればリスクは小さくなるといわれている。

私が若いころは銀行や郵便貯金の利息は5%くらいだったが、今は定期金利でも0.002%でしかない。100万円を預けても年間20円にしかならない。現在のインフレ率4%だと、銀行預金は毎年4%目減りしていく。今の100万円が来年は96万円の価値に減ってしまう。銀行に4万円払っているようなものだ。

銀行に預けていても増えるどころか減ると気づいて、わたしが初めて投資信託を購入したのは7年前のことだ。
ただその頃は課税口座や非課税口座の意味も分からず、まずネットで全世界投資の投資信託を販売しているセゾン投信に特定口座を開き毎月3万円で積み立てをはじめた。
その後少しずつ勉強していくうちに非課税口座(NISA)のことを知り、切り替えて月々の積立金額を増やしていった。

この7年間、投資信託で購入したセゾン・グローバルバランスファンドはかなりの利益をもたらしてくれた。一部には信託報酬が0.56%と高いのを問題視する投資家もいるが、あまり気にしていなかった。

ところが、来年からの新NISAでは1800万円まで投資できる。仮に1800万円をこれまで通り運用した場合、年間約10万円の信託報酬がかかることになる。
そこで来年からはSBI証券で信託報酬が低い投資信託を購入し運用しようと決めた。

実際に投資信託を購入するのは来年からだが、今からどの投信を買うのがよいか検討していこう。

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