日本より高いガソリン

昨年末75ドル弱だった原油価格は、ウクライナ戦争もあって3月には115ドルまで上がった。
本来春から夏にかけて下がっていくものだが、現時点では110ドルと高止まりしている。

日本国内のガソリン価格もリッター当たり173円と昨年の同じ時期に比べ23円値上がりしている。政府が燃料元売企業に対してリッター当たり35円の補助金をだしているので、この程度の値上がりで済んでいる。
仮に補助金がなかった場合215円程度になる計算だ。

フィリピンもガソリン価格は上がっていて、マニラ首都圏ではリッター90ペソ(225円)、セブはさらに高く100ペソ(250円)と高騰している。
フィリピンの物価を考えるととんでもなく高い。
日本人の感覚だと、リッター2,000円くらいになる。

そんなわけで、街を走る車の数が減っているらしい。ジプニーのドライバーも儲けが出ないので利用客の少ない時間帯やルートは走らないようにしているそうだ。
フィリピンはタクシーよりもグラブ(GRAB)を利用する人が多かったが、今はグラブも廃業する人が多く、なかなか見つからないという。

当分ガソリン価格は下がりそうもないので、次回フィリピンでタクシーを利用する際には、すこし多めのチップを渡すようにしよう。



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