5月10日に観光庁と日本旅行業協会が「今こそ海外!宣言」を出した。
新型コロナのパンデミックで多くの人が海外へ行くことができなかった。
下の図は日本への出入国の推移を現したものだ。
日本が海外からの観光客を呼び込む「Vist Japan」キャンペーンを始めたのは2003年で、そのころは海外に行く日本人のほうが日本に来る外国人よりも2.5倍も多かった。
それが2015年に訪日外国人の数が海外に行く日本人よりも多くなり、2019年には訪日外国人のほうが海外に行く日本人の1.5倍にまでになった。
この傾向は現在も続いている。
世界最強のパスポート(ビザなしで入国できる国が193か国)を持っているにもかかわらず、海外に行く日本人の割合は減っている。
そこで今回「今こそ海外!」というキャンペーンがはじまったとうわけだ。
キャンペーンでは、10年有効のパスポートを取得する費用の半額8000円の電子マネーをプレゼントするというものもある。
今回のキャンペーンで重点的な海外の目的地にはフィリピンも含まれている。
特に感性が豊かな若い人には海外に行ってほしいと思う。