先週末から急に暖かくなった。
一週間前の最高気温は6度だったが、昨日は19度とその差は13度にもなった。
暖かくなったので妻がジョギングしたいといいだし、近くの小貝川の河川敷にある市民運動公園に一緒に出かけた。
民家の庭先の梅は満開で、桜もほころび始めていた。
土手には菜の花やタンポポも咲いていて、一挙に春が来たという感じだ。
水面には鴨たちが引き波をつくりながら泳ぎ、空には白鳥が飛んでいく。
時折雲雀が特徴のある声でさえずりながら空に向かって垂直に飛び上って、ひとしきり啼いたかと思うと突然地面に急降下している。これを揚げ雲雀といい、オスの雲雀は「ここは俺の縄張り」だとアピールしているのだそうだ。
そんなのどかな光景が広がるなか、妻は野球場が2面ある公園の周囲を2周走り、縄跳びを1000回こなしていた。
私も少しは一緒に走ろうかと思うのだが、マスクをして階段を上がると息が上がるこのごろ。無理をせず、いつものようにもっぱら撮影係に徹して、あとは静かに散歩をするだけにした。
さまざまな出来事が起こる世の中だが、季節は静かにめぐっていく。
今年も春が来た!