マニラ新聞によると来年の生活が今より良くなると思うフィリピン人の割合は約半分だったそうだ。
この調査はOSTAリサーチが10月に行ったもので、今後6か月に生活が改善すると答えた人は51%。変わらないが40%。悪くなるはたったの6%だ。
特筆すべきはビサヤ(セブ島を中心とした)地域では65%が良くなると答えている。一方でミンダナオ(ダバオを含む)地方は42%の人しか良くなると思っていないようだ。
同じ時期に同じような内容の調査結果を日本銀行が発表している。
それによると良くなると答えたのは10.5%で、悪くなるが42.9%、変わらないが46%だ。
フィリピン人が楽観的な人が多く、日本人は比較的悲観的な人が多いとしたとしても、この差は大きい。しかも日本の場合1年前と比べると良くなると答えた人が15.5%も減って、悪くなるが21.9%も増えている。
経済が成長している国と、停滞もしくは縮小している国の差がこうした調査から見えてくる。
私自身が答えるなら、「あまり変わらない」だろう。
もうすぐ2022年も終わるが、来年は少しでも良い年になればよいと思う。