梅雨寒で始まった梅雨

6月6日、関東地方が梅雨に入った。昨年は6月14日だったので8日早い梅雨入りになった。
ただ平年の梅雨入りは6月7日なので早いとはいえない。

気象庁の過去70年の記録をみると、最も梅雨入りが早かったのは1963年の5月6日(梅雨明けは7月24日)、最も遅かったのは1982年の6月17日(梅雨明けは8月4日)だ。その差は42日もある。
1963年の梅雨の期間は79日と通常の2倍も長かったようだ。
ちなみに平年の梅雨明けは7月19日ごろ。梅雨の季節は平均すると42日。これから1カ月半は鬱陶しい日が続く。

梅雨といえば雨と蒸し暑さがセットという年が多いが、今年の梅雨入りは寒かった。今日はまた一段と寒いようで、最高気温が17℃にしかならないようだ。17℃というと3月並みの気温だから季節が3カ月さかのぼったようなものだ。7時現在の気温は14℃だから寒い。
これから先一週間もあまり暖かくないようで、最高気温は22度前後までしか上がらないという予報がでている。
天気も6月10日金曜日を除いて曇り一時雨の予報だ。

昨日は朝早い時間は晴れ間も出ていたので洗濯をしたが、その後は曇りで時折細かい雨が降った。外干ししていた洗濯物の乾きがよくないので、部屋干しにして暖房をつけた。
今日は昨日より気温が低めなので暖房をつけようと思う。

気象庁が発表した3カ月予報では、6月から7月前半までは曇りや雨の日が多く、7月後半からは晴れの日が多くなるらしい。ただし8月の晴れの日は例年より少なくなるとのこと。

上の写真は現在(6月8日7時30分)の風の様子だ。太平洋上に低気圧があって低気圧に向かって北から冷たい風が吹き込んでいる。日本列島付近ではその風が東北から関東にかけて東風となっている。冷たい寒流(親潮)の上を通ってくるので湿った冷たい東風で、これを「やませ」とよんでいる。

梅雨は鬱陶しいが、雨は恵をもたらす。寒いのは勘弁してほしいが、日本が原産の七変化ともいわれる紫陽花の色の移り変わりを楽しめる季節でもある。梅雨空から時折覗く青空もまた格別だ。

しばらくは梅雨を厭わず楽しみを見つけて過ごしていこう。

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