父親の役割について考えてみる

6月の第二日曜日は「父の日」だ。「母の日」に比べると何とも影が薄いのが「父の日」である。
もともと「母の日」があるから「父の日」も作りましょう、という発想だったらしいから、まあ「おまけの日」だ。

妻には子供が二人いて、妻と結婚した私は父親としての役割を担っている。
とはいっても一緒に暮らしていないので、いまのところ養育費を出しているだけの存在でしかない。移住して一緒に暮らすようになって子供たちと直接向き合うようになって初めて育ての父としての役割を自覚するようになると思う。

父親に求められる役割は第一に家族が安心して暮らせる環境を作ることだろう。安心感のある父親というのは「頼れる父親」で、いざというときに自分を護ってくれる存在のことだ。
生きる上で手本となる人間であれば、なお望ましい。まあ反面教師というのもあるが。

子供は放っておいても立派な子供だが、立派な父親になるにはそれなりの努力と研鑽が必要だ。
若くして子供ができた父親は、自分自身が成長の過程にあるから子育ても大変だと思う。
子供を作るのは簡単だが、育て上げるのは簡単ではない。

テレビ電話で「ダディー」と呼び掛けてくれる子供たちだが、送金以外父親らしいことはしていない。
私が移住するまでまだ数年ある。その間も子供たちは成長していく。
ある程度成長した子供たちに父親としてどう向き合っていくのか。
私にとって、それが大きな課題。

夕方、妻のスマートフォンに届いていた私宛のビデオメッセージを見た。
父の日だったので私へのメッセージだ。生まれて初めて父の日のメッセージ。
子供たちが大きくなるまで、しっかり働いて頑張らなくてはと思った次第だ。



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