正確にいつから始めたのか覚えていないが、盛り塩をするようにしている。
風水か占いのYouTubeを見て始めたような記憶がある。
玄関内側の左右に一対。鬼門といわれる東北の位置に一つの計3か所に置いている。
盛り塩にはいろいろな意味や効果あるといわれている。
中国の故事に倣って客を呼び込むという効果があるので、客商売特に料亭や割烹の入り口に置いてあることがある。ただ最近はそうした店が少なくなっているのは残念な気がする。
神道では海水からとられた塩はお清めになくてはならないものだ。
海水は生命をはぐくむ役目があり、身体にとってなくてはならないのも塩。だからその塩には霊力があると考えれている。
ネット上ではイザナギノミコトが黄泉の国から命からがら逃げかえって来た時、海で禊をしたという話が載っているが、古事記には禊をした場所は書かれているものの、そこが海なのかどうかはっきりいない。わたしは清流のあるところのように思う。
それはともかく、古来から清めの塩という習慣はあったようで、その流れをくむのが盛り塩だ。
玄関に盛り塩するのは、外から災厄が家に入ってないように清めるためであり、北東の鬼門もまた百鬼の通り道なので、そこに盛り塩することで鬼たちを入れないようにすることだ。
迷信といわれればそれまでだが、それで気持ちが落ち着くなら意味がないわけでもない。
毎月月初めと中旬の2回塩を取り換えるのも習慣になってきた。
新しい盛り塩に二礼二拍手一礼すると清々しい気持ちになるのもいいものだ。