昨日紹介した「国際価値観調査」に、子供に身につけさせたい性質という項目があった。
どの国も同じだろうと思ってみていたら結構違う。
下の表は日本とフィリピンを抜き出したものだ。
日本では「従順さ」を子供に身につけさせたいと思う親が非常に少ない。77か国で最低だ。
「勤勉さ」についても25.1%と少ない。
日本人は従順で勤勉だというイメージがある。だから子供たちにあらためて身につけさせなくてもよい思う親が多いのだろうか。
それよりも「決断力や忍耐力」や「自主性」を身につけてほしいと考えている。
一方フィリピンの親は「勤勉さ」と「自主性」を持つ子供にしたいと思っているようだ。逆に「想像力や創作力」はあまり必要ないと考えているようだ。
子供に身につけてもらいたい性質というのは、実は親が自分に欠けている性質なのではないだろうか。自分にはそうした性質がないので、子供にはぜひ身につけさせたいと考えるのは親として自然だ。
私は数学が苦手(数式を見るだけで頭がオーバーヒートする)なので、子供達には数学の力をつけてもらいたいと思う。
そう考えると、日本人にかけているのは「決断力・忍耐力」と「自主性」なのだろう。これは何となくわかる。まあ忍耐力は結構あるのではないかと思うが。
フィリピン人は「勤勉さ」にやや欠けていると思っているのかもしれない。ただ女性に関していえば勤勉な人が多いと思う。
セブ島でようやく2年ぶりに小学校の対面授業が始まった。
うちの子供たちも元気に学校に通っているようだ。
二人とも今は小学生なので、学校の勉強も多少は必要だが、それ以上に屋外でたくさん遊んでほしい。
子供の仕事は好奇心と興味にまかせてたくさん遊ぶことだからだ。
ただスマートフォンでのゲームは頭も身体も使わないので、できるだけ(一日1時間まで)しないでほしいと思っている。