70歳までは働こう

この4月から厚生労働省は企業に対して70歳までの雇用を努力するように求めるようになった。

すでに65歳までの雇用は義務化されているので、そう遠くない時期に70歳まで雇用義務となるのは間違いない。

こうした背景には高齢者とはいっても、一昔前に比べると健康で若々しい人も多くなってきたことや年金受給者が今後どんどん増えていくことから年金受給開始年齢を引き上げるための布石という意味もある。

日本の年金は65歳から満額支給されるが、70歳まで支給を遅らせる(繰り下げ支給)という選択も可能だ。この場合65歳で受け取る年金よりも42%年金額が増える。

この制度を今後は70歳で満額支給とし、75歳まで繰り下げて受給することも可能という制度に改める方針のようだ。

日本の健康寿命は男性の場合72歳、女性は75歳なので個人差はあるものの70歳を年金受給開始年齢とするのもわからないわけではない。

今年の10月で65歳になるので年金支給が始まるが、フィリピンに家を建てることを考えるともう少し働いて資金をためなければならない。

というわけで時流に合わせて70歳まで働こうと考えているが、妻は少し不満顔だ。

フィリピンでは50歳くらいになると働かない人が多い。だからフィリピン人が日本に来て高齢者が働いているのを見るとびっくりするらしい。
日本では定年が55歳だったのは30年も前のことで、50歳で仕事を辞めて引退なんて考えられない。
働けるうちは働くというのが日本ではスタンダードだと思う。

生計費は年金で賄い、働いた分は家を建てる資金と私の小遣いにしようと考えている。


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