5月はとても忙しかった。
休みがなかったわけではないが2連休となる日がとれず、結果的に週5日働くという余裕のない月だった。
打って変わって、今週は溜まっていた振替休日をとったので5連休になった。
なので先月はほとんど更新しなかったブログもこうして書いている。
オリンピックの仕事を引き受けなければ、来年3月くらいまで2日働いて5日休むという生活が続けられる計算だ。
つまり自由に使える時間ができたわけだ。
こうして手にはいった時間で、これからどんな仕事をするか、ライフワークを何にしようかなんてことを考えている。
そんなことを考えながらインターネットやYouTubeなどを観ているうちに、DTMに俄然興味が出てきた。
発端はナレーションを録音して編集するソフトを探したことだ。
Adobe Creative Cloud を契約していて、その中にAuditionという音声編集ソフトがあるのだが、Adobeの製品はどれも機能がありすぎて使いこなすのが大変だ。
しかも毎月のサブスクリプション料金もけっして安くない。
9月で年間契約が切れるタイミングで一旦契約終了しようと思っている。
そうするとそれ以降使える音声編集ソフトがいる。
音声編集ソフトをいろいろと物色しているうちに、Studio One というソフトの評判が良いことに気づいた。
PreSonusのハードウェアを購入するとStudio One Artistが付いてくるらしい。
ナレーションにBGMを付ける際にフェードインやフェードアウトが必要だ。
その作業をパソコンの画面上ですることは可能だが、直観的かつフィジカルにできるFADERPORTという製品があって、デザインも良く気に入ったので買うことにした。
これがPreSonusの製品だった。
こうしてStudio One Artistを無料で手に入れることができた。
ところでこのStudio One Artistは音声編集ソフトとしても使えるが、DTMつまりコンピューターで音楽を制作するためのソフトウェアだ。
せっかくだからこのソフトウェアを使って作曲なんかしても面白そうだと思った。
楽器はないがこのソフトウェアの音源を使えば、ドラムやピアノやギターなどの弦楽器も打ち込みという作業をすることでパソコン上で鳴らすことができる。
なんだかワクワクしてきた。
それ用のキーボードがあれば打ち込みも楽そうだ。
ということでRolandのA-49というキーボードも買うことにした。
昨日届いたのでパソコンにつないで鳴らしてみた。
でも最初は鳴らし方がわからない。
見た目は電子ピアノのようだが、楽器ではないのでそのままでは音は出ない。
Studio One Artistを立ち上げて、打ち込み用のトラックを作り、さらにどの音源を使うか指定し、それをスピーカーやヘッドフォンに出力してはじめて音が出るという仕組みだ。
その設定方法がわからず、ネットで調べたりしながら悪戦苦闘の末ようやく音が出た。
鍵盤を触るのは何十年ぶりだろう。
小学校のころピアノ教室に通って赤いバイエルは習ったことがあるがそれ以降は音楽の授業でアコーデオンをちょっと触ったくらいだ。
高校生のころ、フォークソングが大流行していたのでギターを買ってもらったものの、結局ものにならなかった。基本的に不器用なのだ。
楽器の演奏と違いパソコンの打ち込みは不器用な私でも時間をかければ出来ると思う。
作曲家というレベルに達するには時間がかかるだけでなく、アーティストとしての感性も磨かないといけないので道は遠いが、趣味が「作曲です」なんて格好いいよね。
当分はこれで遊べそうだ。