フィリピン・キューピッド・コム

還暦をすぎて結婚を真剣に考え始めたのは、10年ほど介護をしていた母親が亡くなり身軽になったことと老後のことを考えると一人では寂しいと思ったからだ。

その際に日本人という選択肢は考えなかった。それは自分の年齢を考えると日本人の女性は50代が相手としては順当だと感じたが、その年代の日本の女性と結婚すると何かとしがらみが多くて大変そうと思っただけでなく、イメージもわかなかったからだ。

となると結婚相手は外国人になる。意思の疎通ができて、できればある程度若い女性がいい。結婚までに何度も会う必要があることから飛行機で4~5時間程度で行ける国の女性が対象になる。

そう考えるとフィリピン人がもっとも条件があう。以前フィリピーナと付き合ったこともあるので結婚相手としての抵抗もなかった。

ネットでいろいろと調べると、フィリピーナと出会えるサイトがあるのがわかったので、いくつかのサイトに登録してみた。

その中で一番まじめに交際相手を探しているフィリピーナが多いと感じたのがフィリピン・キューピッド・ドットコムだった。他のサイトのフィリピーナは遊びやお金目的の娘がいて、中にはお金を送ってくれたら自分のヌード写真を送るなんて人もいて、結婚相手を探すのには不向きだと思った。

それでフィリピン・キューピッド一本に絞り込んで有料版に申込み、できるだけ正直にプロフィールを書き(写真だけは数年前のものを使ったけれど)、相手に対しては年齢が25歳以上35歳くらいまで、こちらから会いに行くことを考え、マニラかセブもしくはダバオ近郊に住む独身者。ただし小さい子供がいても構わない、という希望条件をつけた。

そうすると毎日たくさんのフィリピーナからメッセージが届くようになった。フィリピーナは結婚相手の年齢はあまり気にしないとはいうものの、こちらは当時60歳だったから驚いたものだった。もちろんフィリピーナが外国人と結婚する理由には外国で暮らしたいことや、金銭的に楽になりたいという気持ちが強いことは理解できた。日本は経済的にも先行きに関してもかなり良くないが、それでも以前の栄光があるせいで結婚相手として考えてくれる人が多いのはありがたいことだと思った。

当時は年に数回フィリピンに行っていたので、メッセージをやり取りして会うことにした女性もいた。でも中には約束をすっぽかすフィリピーナもいた。

そんななかで、従妹の家に居候しながらラプラプ市のガイサノで働いていた女性と出会い結婚することになったわけで、出会い系サイトも捨てたものではないと思う。

出会い系サイトも混交玉石だが、フィリピン・キューピッド・ドットコムはかなり良心的で、実際に結婚したカップルも多いようだ。なので真剣に結婚を考えているのならお勧めだと思う。ちなみにアメリカのサイトなのでフィリピン人に限らず、いろんな国の人と出会えるようだ。

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