Netflixの退潮

右肩上がりで会員数を伸ばしてきたNetflixが逆風にさらされている。

Netflixは今年3月末の会員数は昨年12月に比べて20万人減少し、さらに6月までに200万人減少する見込みだと発表している。これにはサービスを停止したロシアの会員90万人が含まれている。

会員数の減少の理由の一つはアメリカ国内での月額料金の値上げがあるといわれている。スタンダードとプレミアプランがともに2ドル2月に値上げされている。
日本は昨年値上げされたが、今のところ値上げは予定されていないとのこと。

インフレが進んでいるアメリカで、たった2ドルの料金引上げがこれほどまでの会員数の減少を引き起こすとは思えない。

アメリカ映画協会によると世界の動画配信サービスの市場規模は2019年から2021年にかけて70%増え860億ドルに達したそうだ。新型コロナによる巣ごもり需要としても大きく伸びている。
この間も動画配信サービスの数も増えた。
日本を除く多くの国ではウィズ・コロナへと舵を切って通常の生活に戻ってきている。
そうなると家で過ごす時間も減ってくるので、いくつか契約している動画サービスの選別を始めていることも考えられる。

我が家は毎晩妻とドラマや映画を楽しんでいるが、主に観ているのはNetfilixだ。
先月までディズニーチャンネルも契約していたが、作品数が少ないので見たい作品だけ観て解約した。

Netflixは会員数の減少だけでなく、1億世帯ともいわれるアカウント共有問題がある。つまり一つのアカウントで複数の人が視聴している件数が1億件もあるということだ。

Netflixの売上はすでに鈍化しているが、こうしたアカウントの不正利用がが正規会員になればまだまだ成長が期待できる。

一方で広告ありの低価格プランの導入も考えているようだ。
我が家はプレミアムプランに加入しているので広告が流れることはないと思うが、広告が流れるようになるといやだなと思っている。

毎日楽しませてもらっているNetflixにはこれからもオリジナルコンテンツを増やして頑張ってもらいたい。

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