春の息吹き

日本の春といえば桜。
今年は桜の開花も早く満開の時期を迎えている。

去年は妻が日本に来て初めての春だったこともあり桜の名所千鳥ヶ淵に一緒に行き、帰りに北千住の「てんぷら新宿つな八」で天ぷらを食べた。
いま調べたら3月22日だったので去年もいつもの年より開花が早かった。

あまり陽当りが良くないところに立っているうちのマンションの桜はやっと咲き出したところだが、チューリップや水仙は今が盛りだ。

近所の土手には土筆もたくさん生えていて、妻に「これは食べられるんだよ」と言ったらびっくりしていた。
小さい頃は土筆の天ぷらや卵とじで食べた記憶があるが、そういえが最近は食べたことがない。
あく抜きをしたり手間がかかるものだし、そもそもスーパーで売られるような食材ではないので食卓に上ることがなくなった。

土筆はスギナが繁殖するための胞子茎だそうだ。
土筆の頭の部分が開いて胞子が風に飛ばされて大地に降りると発芽して前葉体になる。前葉体には雄雌があって雌の前葉体の卵に雄の前葉体から放出された精子が泳いで卵にたどりつき受精して育つとスギナになる。
だから土筆はスギナの「おちんちん」といってもいいのかもしれない。

道端に咲くタンポポや土筆は決して派手ではないが、春の息吹きを感じさせてくれる私のお気に入りの植物だ。


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