Life 年金は高齢者の失業手当 2024-04-28 かつて日本では「歳をとったら年金で悠々自適、のんびりと暮らす」と考えていた人が多かったのではないだろうか。かくいう私もそう思っていた。年金は少なくとも20万円はあるだろうとおもっていた。 その認識が変わったのは50歳を過ぎ、年金定期便が初めて届いた平成21年(2009年)のときだ。その定期便に書かれていた60歳時点で受...
Life 「ギフト」について考えてみる 2023-07-16 英語の「ギフト」には単なる贈り物だけでなく天賦の才、つまり天から与えられた才能を指している。天賦の才というと、特別な才能のことだけを思い浮かべるが、実際にはそれぞれの人が生まれ持った才能もギフトだと思う。 私たちの社会は、普通の人が持っている「ギフト=才能」を周りに提供することで成り立っている。...
Life 死ぬ時が一番金持ち、では意味がない 2023-03-07 「人生で一番お金を持っているのは死ぬ時だ」といわれているのが日本人だ。100歳になったお祝いにお金をもらった老女が、「何に使いますか?」と訊かれ、「老後の為に貯金します」と答えたというエピソードがあるくらいだ。 実際に各種調査の結果を見ると年齢が上がるほど保有する金融資産が増えている。60歳代の中央値は700万円だが7...
Life まだまだ働けます 2023-02-25 先週ブルームバーグのサイトに「引退までの道、長くなるばかり-働く人の怒りが世界に渦巻く」という記事が載った。 程度の差はあれ先進国はどこも高齢化が進んでいる。そのため公的年金がGDPに占める割合が増えてきており、2040年には10%を超える見通しだという。日本は高齢化では先進国なので、厚生労働省のホームページではすでに...
Life イエスは飼い葉桶の中にこそいる 2022-12-26 カトリック信者が国民の8割を占めるフィリピンらしく、今朝のマニラ・タイムズやサンスターの一面には、ローマ教皇のクリスマスミサでの説教が大きく取り上げられていた。 教皇はルカによる福音書を引用しながら、生まれたばかりの幼子イエスが飼い葉桶の中に寝かせられていた意味を思い起こしなさいと呼びかけたそうだ。 ルカによる福音書に...
Life 愛おしい時間たち 2022-07-03 昨日は妻と初めて会ってから4年めとなる記念日だった。去年はケーキだったが、今年は妻の要望で銀座アスターのテイクアウトで祝うことになった。 出会って4年しかたっていないが、その間にいろいろな想い出ができた。それだけ濃密な時間だったのだと思う。 内田樹氏が「家族の持続期限」という文章を書いている。曰く「いつまでも一緒だと思...
Life 国のために戦いますか? 2022-06-10 世界の77か国の人を対象にした「世界価値観調査」によると、戦争になったら国のために戦うかという質問に日本人の76.8%が戦わないと答えているそうだ。戦うという人は13.2%でしかない。 同じ質問でフィリピン人は76.0%が戦うと答え、戦わないと答えたのは24.0%だ。 1945年にアメリカに敗れ完全武装解除された日本は...
Life 生涯学び、考え、発信しよう 2022-05-08 「永遠に生きるかのように学び、明日死ぬかのように生きよ」という言葉がある。アメリカの天文学者のマリア・ミッチェルの言葉らしい。後にガンジーは「明日死ぬかのように生き、永遠に生きるかのように学べ」と順番を逆にして述べていて、こちらのほうが有名だ。 同じような言葉だが「学び続けよ、そして日々を大切に生きよ」というのと「日々...
Life 基本の「き」、読み書き算盤 2022-04-15 誰もがスマートフォンでインターネットに自由にアクセスし様々な情報を簡単に手に入れることができるようになった。ただインターネット上には、信頼できる情報ばかりではなく虚偽や信頼性に欠ける情報も山ほどある。 例えば新型コロナワクチンの効果や弊害について調べるとしよう。Googleで検索すると厚生労働省のホームページが検索結果...
Life 花まつり 2022-04-08 4月8日はお釈迦さまの誕生日「花まつり」だ。 今からおよそ2600年前のこの日、ネパール南部にあったシャーキャ族の王の子供としてルンピニーで誕生したのが後の仏陀、ゴータマ・シッダッタ。 誕生すると7歩歩んで右手は上に、左手は下を指し「天上天下唯我独尊」といったと伝えられている。もっとこれは後世に仏陀の偉大さを表すための...